【論文出版】活動重視の英語授業における文法指導に関する論文が出版されました

この度、臼倉美里先生(東京学芸大学)との共著論文が、『関東甲信越英語教育学会誌(KATE Journal)』に掲載されましたので、ご報告いたします 。

本研究は、高等学校の「英語コミュニケーション」の授業において、言語活動を重視しながら、どのように文法指導を行うべきかという課題に取り組んだものです 。多くの先生方が活動の重要性を認識しつつも、文法指導とのバランスに悩んでいる現状を踏まえ、本研究では具体的な示唆を得ることを目指しました

調査にあたり、PPP(Presentation-Practice-Production)型指導の一つである「TANABU Model」を実践している3校の高等学校英語教師5名を対象に、詳細なインタビュー調査を実施しました

分析の結果、以下の3つの重要な知見が得られました。

  • 生徒が英語を使う十分な機会を確保するためには、1つの単元に15~18時間程度の時間を配当している。
  • 教師は、文法事項を網羅的に解説するのではなく、Reproduction(本文の復元)などの言語活動を行う上で必要不可欠な知識に絞って指導していました 。
  • 活動重視の授業を実践・省察する中で、教師自身の文法指導観が、従来の「解説中心」の考え方から、言語使用を通じた習得を支える、より体系的なアプローチへと変容していました 。

本稿が、生徒のコミュニケーション能力育成を目指す先生方にとって、日々の授業改善の一助となれば幸いです。

本研究の要点を分かりやすく解説した記事を、別途Noteにて公開いたしました。下記リンクより、ぜひご覧ください。