10月23日に、単著『あたらしい第二言語習得論―英語指導の思い込みを変える』が研究社から発売されました。
Instructed SLA(ISLA)研究の知見を基に、これまでの英語指導を見直し、効果的な授業改善を促す実践的な入門書となっています。
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読者対象
・ISLA 研究を学びたい大学生・大学院生
・英語教師を目指す人
・ISLA 研究の知見を英語授業に活かしたい人
・英語教育研究者および ISLA 研究者
本書の3つのあたらしい特徴
① ISLA 研究の基礎から最前線まで日本語で学べる
基礎的な知識から最新の研究成果まで、文法・語彙・発音・語用論の指導、インタラクション・訂正フィードバック、言語適性・非認知能力・動機づけ・感情・エンゲージメント、外国語教授法・指導法など、多岐にわたるテーマを網羅しています。
②「ISLA 研究」×「英語教育」の 2 つの視点から学べる
日本の英語教育の観点からISLA研究の知見を分かりやすく解説すると同時に、ISLA研究の視点から日本の英語教育を捉えます。この 2 つの視点を行き来することで、 ISLA 研究自体の理解が深まり、理論と実践を結びつけやすくなります。
③ ISLA 理論と実践を結びつけながらアクティブに学べる
大学での実際の講義をベースに執筆本書は、講義・ゼミで使いやすいように工夫されています。序章と終章では読者の英語指導・学習観を確認・振り返るアクティビティを用意し、各章でも理論と実践を結びつける仕掛けが随所に施されています。
目次
序章 英語を教えるときの思い込みを探る:「13の問い」で振り返る
第1部 言語知識とスキルの指導法
第1章 文法指導:学びのプロセスからどう教えるかを考える
第2章 語彙指導:優先順位を決めバランスを取る
第3章 発音・語用論指導: 国際共通語としての英語を身につける
第2部 学習者中心のアプローチにおける教師の役割
第4章 インタラクションと協同学習:認知・社会文化的視点から考える
第5章 訂正フィードバック:学習者を起点に支援しよう
第6章 認知・非認知能力の個人差:テクノロジーで学びを個別最適化しよう
第7章 学習者心理の個人差:動機づけと感情の多様性を理解しよう
第3部 SLA 研究に基づく指導法とカリキュラム設計
第8章 言語形式重視の指導法:「練習」で学びながら使う
第9章 意味重視の指導法:「タスク」で使いながら学ぶ
第10章 学習開始年齢と指導法:制約下での最適なカリキュラムを考える
終章 SLA 研究を通して「13の問い」を振り返る: あなたの英語指導・学習観は揺さぶられたか?
補章「研究と実践の対話:ISLAの知見を授業に活かす」→コンパニオンサイトからダウンロード
詳細
『あたらしい第二言語習得論―英語指導の思い込みを変える』
著者: 鈴木祐一(早稲田大学国際学術院・国際教養学部)
発売日:2024年10月23日
出版社:研究社
出版社のWebサイト(詳細な目次あり)
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書籍サンプル
本書を通じて、最新のISLA研究の知見を学びながら、自身の英語指導を振り返り、より効果的な英語授業へとつなげてもらうことができれば嬉しいです。
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